VirtualBoxにdockerをインストールする方法を備忘録として残していきます。
環境
ホストOS:Windows10pro
VirtualBox:6.1.8 r137981
ゲストOS:CentOS7
dockerのインストール
VirtualBoxのインストール、CentOSのインストールで設定したCentOSにdockerをインストールしていきます。
dockerには「docker-ce」と「docker-ee」があります。
docker-eeは「Enterprise Edition」としての商用版で、有償となるようです。
一方、docker-ceは、「Community Edition」として、無償版となるようです。
※詳細については、後日調べようと思います。
docker-ceのインストール
dockerのインストール
yum -y install docker-ce
インストールしようとしたら、エラーが表示されてインストールができませんでした。
docker-ceをインストール前に、パッケージのインストールとリポジトリの追加が必要なようなので追加していきます。
前提のパッケージのインストール
yum install -y yum-utils device-mapper-persistent-data lvm2
リポジトリの追加
リポジトリの追加前に確認します。
ls -l /etc/yum.repos.d/
追加後に追加される、「docker-ce.repo」がないことを確認します。
リポジトリを追加します。
yum-config-manager --add-repo https://download.docker.com/linux/centos/docker-ce.repo
リポジトリが追加されたことを確認します。
ls -l /etc/yum.repos.d/
docker-ce.repoが追加されたことを確認します。
dockerのインストール
yum -y install docker-ce
インストール後に、インストールされたdockerのバージョンを確認します。
dockerのバージョン確認
docker --version
バージョンが表示されました。
Docker version 19.03.10, build 9424aeaee9
サービスの自動起動有効化
サーバが起動した時に起動するように設定します。
systemctl enable docker
サービス起動
dockerサービスを起動します。
systemctl start docker
サービスの起動確認
dockerサービスが起動されたことを確認します。
systemctl status docker
エラーメッセージの表示
FRONTIERのノートPCで、VirtualBoxとdockerをインストールしたところ、VirtualBox上でCentOSを起動するたびに、以下のエラーメッセージが表示されるようになりました。
「Welcom to emergency mode! After logging in, type "jouralctl -xb" to view system logs, "systemctl reboot" to reboot, "systemctl default" to or ^D to try again to boot into default mode. Give root password for maintenance」
元々、以下のエラーメッセージは表示されていたのですが、起動自体はできていたので、気にしていませんでした。
「this hardware has not undergone upstream」
試しに、デスクトップで同じVirtualBoxと、同じisoイメージファイルでdockerをインストールしてみたところ、エラーメッセージは全く表示されませんでした。
ノートパソコンでも、rootのパスワードを入力すると普通にログインはできるので、原因を調査していきたいと思います。
アップデートの実施
yum update
アップデートすることで、VirtualBoxのログイン画面にエラーメッセージが表示されなくなりました。